エアコンから水がポタポタ…?エアコンの水漏れについて解説します!

エアコンから水がポタポタ…?エアコンの水漏れについて解説します!


冬に暖房をつけていたら、室外機の下に水たまりが…。
「壊れてるの…?」と心配になりますよね。
でも、冬の室外機からの水漏れ(ぽたぽた水が落ちる現象)は、実は多くの場合“正常な動作”の一部です。

仕組みを知っておくと、安心して冬のエアコンを使うことができます。


室外機から水が出る主な原因3選

①霜取り運転によるもの【正常】
冬の暖房運転では、室外機に霜がつきやすくなります。霜が厚くなると暖房効率が落ちてしまうため、エアコンは自動で霜を溶かす「霜取り運転」を行います。
このとき、
溶けた霜 → 水 →室外機の底穴もしくはドレン管
となるため、室外機の下が濡れるのは正常です。

② 設置場所の環境で水が溜まりやすい
ベランダ床の傾きや排水の位置によっては、溶けた霜の水がうまく流れず、水たまりができることがあります。こちらも故障ではありませんが、凍結すると滑りやすく危険です。

③室外機内部の汚れ・詰まり
ホコリや枯葉が室外機底部の排水ルートに入り込むと、水の流れが悪くなり、必要以上に水が溜まってしまう場合があります。放置すると凍結や故障の原因になることもあります。


室外機の水漏れ(冬)で困ったときの対処法

1.まずは様子を見る(霜取り運転なら問題なし)
水が出るタイミングが暖房運転中に一時的であれば、霜取り運転の可能性大です。音の変や暖房が一時的に弱くなるのも正常動作です。

2.排水ルートに詰まりがないか確認
枯葉や泥などが詰まっていないかを確認。簡単に取り除ける場合は掃除してみましょう。取りづらい場合は無理をせず設置工事業者もしくはメーカーサービスに相談してください。

3.明らかに異常な場合は専門業者へ
このような場合は故障の可能性もあるため、修理窓口や設置業者に相談するのが安心です。


ルームエアコン アフターサービス受付


家庭でできる予防・お手入れ

① 室外機周りをこまめに掃除
落ち葉・ゴミ・雪が室外機の周りに溜まらないようにしましょう。吸気・排気口がふさがると霜つきが増え、室外機に負担がかかるほか、不暖の原因になります。

② 室外機の設置状態をチェック
傾きがあると水が一方向に溜まりやすくなります。不自然な傾きやガタつきがある場合は、設置業者に見てもらうのがおすすめです。

③ フィルター掃除は冬でも大切
室内機のフィルターが詰まると暖房効率が落ち、霜取り運転が増えて水も増えがち。1か月に1回程度のお手入れを習慣にしましょう。

当社ルームエアコンのお手入れ方法については、写真と動画で詳しく紹介しています。
ぜひ下記リンクをご覧ください。

エアコンのお手入れについて


まとめ

冬の室外機からの水漏れは、ほとんどが霜取り運転による正常な排水です。

日頃の掃除や設置状態のチェックだけでも、トラブルを予防できます。古いエアコンで頻繁に異常な水漏れが起きる場合は、専門業者に相談したり、省エネ性の高い新機種への買い替えも検討してみてください。

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